version2.0と連続した投稿となっていますが赤い縄を染めたのは8月、紫は10月なので期間は結構あいています。

紫色の縄を染めた際に大きな改善点がありましたので新たに投稿しました

今回の改善点

色落ちの軽減

定着剤の適量の使用と定着後の洗濯をしっかりしたことで色落ちがかなり軽減されました

摺り鞣しの工数減少

生乾きの縄を毛羽焼き、摺り鞣ししたことで摺り鞣しにかかる工数が減りました
また、生乾きの段階で摺り鞣しを行うことによって縮んだ縄が伸びるため乾燥後の状態がよくなりました

なお、以降の文章で変更点の辺りに青い文字をいれておきました

今後の課題

縄の芯まで染めると目標に染色を行いました。
赤い縄に比べたら中まで染まりましたが残念ながら芯までは染まりませんでした。
対応策が2つほどありますのでそのうち試そうと思っています。

使用したロープ

六本木のSMグッズショップのセビアンさんでロープ(未処理の縄)を購入しました。

作業工程

前準備

  • 家族の同意:キッチン、洗濯機を長時間専有するので事前に同意を取ると修羅場を回避できます。
  • 十分な時間:切り出し・ゴミ取りで2,3時間、染色1セット4,5本で1.5時間から2時間、乾燥が終わった後の鞣しに2時間くらいかかると思います。
  • コンロ、シンク周りの整理、清掃
  • 縄、染色剤、定着剤の購入
  • 道具の準備:結構いろいろあります
  • 作業エリアの確保:染色剤を作るのにある程度のスペースが必要です。テーブルを片付けて広めの作業スペースを確保します。

切り出し

ロープを仕上がり+数十センチの余裕をもって切り分けて端部をとめる。
端部の止めにはダイソーで購入した耐熱のインシュロックを使用しました。

必要な道具

  • 裁縫用のメジャー:建築用の奴は沿って指を滑らせると手を切りそうなので使いません。
  • よく切れるハサミ:緊縛を楽しむ際の地震火事など緊急事態に備えてレスキューシザーを用意していますのでそれを使いました。
  • インシュロック:茹でる時に端部が開かないように止めます。
  • 油性ペン:マーキングに使います。

端部をテープなどでしっかりと止めてから仕上がりの長さ+数十センチの余裕を持って切り分けます。
長さの余裕は端部をどう止めるかによって変わります。僕は7.5mの縄を作るのに30cmの余裕を持って7.8mで切り出しました。

切り離したら端部が解けないようにビニルテープ等でしっかり止めます。
今回はダイソーで購入した耐熱のインシュロックを使用しました。40本入って100円です。

洗浄

必要な道具

  • 洗濯機:洗剤は使わないで良いと思います

染色の際は素材を十分に湿らせておかなければならないので、洗濯機に放り込んで短時間の洗濯・すすぎ・脱水を行いました。
なお、ロープは水を吸うと太く固くなります。しっかりとロープをまとめてしまうと解けなくなるのでゆるーくまとめてから洗濯機に入れます。

染色

鍋やキッチンのキャパに合わせて一度に何本染めるか考えます。
僕の場合は染色剤のRitを使って1箱で5本、19Lの寸胴で染色を行いました。
定着剤はベストフィックスです

お湯、塩、洗剤の量はRit一箱もしくはリキッド1/2の分量です。

7.5mの縄5本
7.5mの縄4本、10mの縄1本を一つのセットとして2回染色しました。

必要な道具

  • キッチン用量り:デジタルのものが良いと思います
  • 薄手のゴム・ビニル手袋:100円ショップで売っています
  • 1Lの熱湯を混ぜるのに十分な什器。ギリ2Lがはいる大きなボウルを使いました
  • 撹拌用の割り箸など:昔100円ショップで買った小さな泡立て器があったのでそれを使いました。
  • 塩:一回の染色に240g、2回行うので480gの塩を使います。家にあった塩では足りず買い足しました
  • 洗濯用洗剤:一回の染色に12g, 2回で24g。粉末でも液体でも良いそうです。液体と粉末では濃度が全然違うんじゃないの?と思わなくもないですが気にしません。
  • 500ml位を計れる計量カップ
  • 2Lのペットボトル
  • 油性ペン
  • 45Lのゴミ袋:染色剤を作る際に敷いたり、飛び跳ねても良いように養生に使います。
  • 汚れても良い服:慎重にやっても染料が跳ねます。上下ともに汚れても構わない服で作業をしましょう。
  • 撹拌するための角材やトング:6cm*6cm、長さ90cmの角材を使いました
  • 15L以上のお湯が入る鍋:Ritの場合1箱で12Lほどのお湯が必要になります。
    撹拌することを考え19Lの寸胴(底の直径30cm)を2,500円位で買いましたが結構存在感があり保管に困るかもしれません。
    ペール缶を使うと出費を抑えることができます。

染色工程

前回の染色工程に対してここに工程を一つ追加しました
下のリストの順番では1の前、0の工程になります。
染色の際に予め縄が緩んでいた方が良いだろうと考え10分ほど下茹でをして洗濯機ですすぎ・脱水をしてみましたが効果はあまり無かったように思います

前回から定着処理を変更しました
定着剤を使用しても多少色落ちするのは当然ですが、前回の赤い縄はかなり長い間色落ちが続いています。
そこで今回は定着剤の使用量の見直し、定着後の洗濯をしっかりと行い効果が出ています

  1. テーブルの上を片付け45Lのゴミ袋などを敷いて汚れ、飛び跳ね防止を養生をします
  2. 鍋で10.5Lのお湯を沸かします。軽量カップで2Lのペットボトルに水を入れていき、1L、2Lの所に油性ペンでマーキングして、2杯目からはその線を目安にすると2杯目以降がスムーズです。
  3. 塩240g、洗濯用洗剤12gを用意します
  4. ボウルに1.5Lの熱湯を入れRit、塩、洗濯用洗剤を静かに入れてよく混ぜます。そっと入れてもかなりの確率で飛び跳ねますので養生、手袋、汚れて良い服は必須です。
  5. Ritの高温染色は70℃以上です。染色液を入れて常温のロープを入れると温度が下がるのでほぼ沸騰した状態で染色液を入れてよくかき混ぜ、まとめたロープを解いて素早く入れ5分ほど底から持ち上げるようにして縄を入れ替えながら撹拌します。
  6. 底から小さな泡がぽこぽこ出てくる程度に温度を保ちます。
  7. つきっきりで撹拌するのがベストなのでしょうが、そこまでの気力がないので一服しながらちょこちょこ撹拌します。
  8. 30分では中心まで染まりません、45分でちょっとまだ染まっていない感じでした。50分くらい必要かもしれません。
  9. 染色が終わったら鍋を空けて水を入れて水がある程度透明になるまで4,5回よく押し洗いをして洗濯機で脱水をして水気を切ります。
  10. 鍋に10Lのお湯を沸かしてベストフィックスを1本入れて60℃で20分ほど煮ます。
    前回はベストフィックスを半量しか使用しなかったため十分な効果を得ることが出来なかったように思えたので一本使用することにしました
  11. よくすすいで軽く水気をとり、使用時の色落ちを軽減するため洗濯機で洗剤を使用して洗濯・すすぎ・脱水をします
  12. 乾燥機能付きの洗濯機の場合15分ほど、無い場合は干して生乾きにします。
  13. 洗濯機の洗濯槽についた毛羽などをしっかり取り除き、色がついても平気なバスタオルなどを洗濯機に入れて洗濯をして洗濯槽を掃除します。

摺り鞣し

前回までは縄が完全に乾いてから摺り鞣しを行いましたが、今回は生乾きの状態で毛羽焼きをした後に摺り鞣しを行いました。

生乾きの縄を毛羽焼きした後に摺り鞣しをしたことにより以下のメリットがありました

  • 摺り鞣す際に毛羽が飛ばない
  • 柔らかい状態で縄が擦れるので効率が良い
  • 摺り鞣しをすることにより縮んでいた縄が伸びた状態で乾燥させることができる。

縄同士を擦り合わせることで毛羽を取ると同時に表面をなめらかにします。
気力・体力・根気が必要な作業です。

必要な道具

  • 広い場所
  • カラビナとカラビナを固定する短い縄
  • 軍手

摺り鞣しをすると大量の毛羽が舞うため苦情の出ない屋外で行うのが理想ですが、丁度よい場所が無いため玄関で行っています。
毛羽が舞っても大丈夫なように靴・傘などを片付けたり移動し、無理な場合はゴミ袋などで養生します。
ホームセンター等でロールマスカーを買えば完璧です。

手を守るために軍手を着用します。
玄関ドアのドアクローザーにカラビナを取り付けて緊縛の時のように2つに折らずに一本で通します。
2回ほど交差させて片手は縄の端を持ち、もう片手は適当な場所を持ちます。初回は抵抗が大きいので2回交差、何回かやっているならば3,4回交差させましょう。
手を交互に大きく前後させて縄と縄を擦り合わせます。この時手を左右に大きく開くと摩擦が大きくなりすぎてしまうのであまり開かないほうがよいです。
20回ほど行ったら短い方の縄を手のひらに4回ほど巻きつけて擦れる場所を移動させて縄の末端になるまで繰り返します。

毛羽焼き

摺り鞣しをして毛羽立った縄の毛羽だけをコンロの火で焼きます。
縄自体を焼かないように注意が必要です。

必要な道具

  • 軍手
  • コンロ

コンロの火をつけて極弱火にします。
縄を火の上にすっと通すと毛羽がふわっと燃えます。
縄を通すスピードが遅いと縄にまで火が入ってしまいますのですっと通してください。
動きやスピードはすぐに慣れます。

端から端まで火を通したら縄を回転させて先程火が通らなかった所に火を通します。
毛羽が燃えなくなるまで繰り返します。

毛羽焼きが終わったら固く絞った布巾で縄をしっかりと握りながら煤を拭いていきます。

油鞣し

縄に油をのせてなめらかにします。

必要な道具

  • 軍手
  • 雑巾
  • 椿油・馬油などお好みで

馬油の場合は素手や軍手に、椿油などの場合は雑巾に軽く染み込ませて縄を握り縄を軽く引いて油を縄にのせます。
縄の色ががっつりと変わるほど油をつけるのではなく、表面の色が変わる程度を何回も繰り返して中まで油を浸透させます。
一度に終わらせようと考えずに3,4往復したら干して油を内部に浸透させ、様子をみてこの作業を繰り返します。

油が浸透した縄を触り、自分の腕などに巻きつけ、なめらかに感じるようになるまで摺り鞣し・毛羽焼き・油鞣しを繰り返します。

緊縛ライフ管理人

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